8306 – (株)三菱UFJフィナンシャル・グループ

株をする者なら、現物投資としては外せない個別銘柄の代表格である。

説明不要とは思うが、この銘柄は、日経のチャート通りに、ほぼ動く。

最近の傾向性は、やや強気な上げの後、軟調と言ったところか。

推測ではあるが、現物で、450円~500円で保有している者が

多いように考えている。直近の高値は、489.2円である。

コロナショックが起きる前の信用買い組の生き残りが、500円以上に

僅かながら取り残されているようにも考えているが、少数であろう。

金融株は、アメリカの低金利政策の煽りを受けて、現在、下落中である。

実務面としては、資金需要は旺盛であり、大規模リストラを計画しているものの

配当は維持の見込みである以上、一定の購入者はいるが、買いがやや弱気だ。

下げ幅の方が大きい日も多い。この銘柄は、自信をもって、戻り売り、つまり

空売りを強く推奨する。空売りのターゲットは、450円~480円である。

買い戻しターゲットは、420~430円。コロナの第2波の懸念があれば

再び、400円以下に沈むだろう。その時は、手を出さない方がいいだろう。

400円台にならないと、買い手が入ってこない。なにしろ、コロナショックで

相場の市場参加者のメンツが、大きく変わっている。阿鼻叫喚の中、多数の

退場者の生き残りと、大量の素人の流入である。最も基本的な銘柄で、

ここに目を付ける投資家も多い。約定数から、大口と小口の参加者が多いようで

ボラリティーもそれなりにあるが、今は、空売りを考えるべき銘柄と思う。