リーマンショックから、10年。アベノミクスが功を奏し、
アメリカのトランプ政権と共に、熱狂的な株高が進んだ。
金融には、バブルと崩壊を繰り返す歴史がある。
自分の心に、深く刻み込まれた基礎中の基礎。
まさに、世の中は、それを体現していた。
四季報を片手に、企業分析を進め、空売りを進めていたが
どうにもおかしい。計算が全く合わない。
実体経済とは、かけ離れて、株価が上昇していくのだ。
結局、空売りの返済後、日本のGDPや経済指標に
重大な誤り、いや、意図的な水増しがあったのか、
日経が下落を始める。日経が、2万を割った時、
不可解な動きがあった。日銀である。日銀の損益分岐ラインは
概ね19500円であることが分かった。どうしても、
このラインを割ってしまうと、「不都合」が起きるようだ。
日本の株価は、作り上げられた官製相場だったのだ。
確かに、企業業績も大事であるし、PERもPBRも重要であるが
ファンダメンタルズを超えた、八百長が存在する以上、
投資家は、どうすることも出来ない。日銀の介入に怯え、
空売りに躊躇してしまう。しかし、これが相場の世界なのだ。
現在は、周知の通り、コロナショックが発生し、歴史的な
大暴落が何度も起きたが、リーマンショックに学んだのか、
主要各国の財政出動が迅速で、かなりの退場者を出したが
相場は落ち着きを取り戻し、アフターコロナという言葉も
踊りだし、コロナバブルを引き起こしている状況下だ。
かなり無理に、株を上げてきているので、原油価格の
矛盾が生じたり、一定の銘柄だけが高値だったり、
かなりいびつな状況になっている。さて、このような状況下
どのように収益を上げていくのか。悩ましい相場である。