ステルス値上げの横行。企業の努力とは言えない行為。
お値段据え置きで、量や数を減らし、嵩上げしたり。
日本は、いよいよ、スタグフレーションがはっきりしてきた。
住宅ローン控除の改悪にも、驚いた人が多いだろう。
ここにきて、岸田政権は増税を明確に打ち出している。
物価や税金は上がり、給与がどんどん減っていく。
日本は、中間層を削り取ってしまったため、また、
安易に、諸外国への海外展開により、技術を提供したことが
仇となって、自分の首を自分で絞める結果となっている。
だが、これは世代間では違う。団塊やその上の世代が
構築した財産、知財などを切り売りして、現世代は逃げ切り、
後は知らないから、ヨロシク!!と言っているようなものだ。
日米金利差も顕著となり、先進国とは言えなくなってきた
日本の通貨の弱さが、非常に目立ったのが、2021年だった。
この1年間で、15円も円安になってしまった。記憶ははっきり
しないが、こんな酷い年があっただろうか?デフレの象徴と
してきた、牛肉の輸入に影響が出始め、牛丼各社も、値上げ
してきた。最後の最後まで、値上げしなかったすき家であるが
ついに値上げを発表。牛丼並盛を基準とした各社の価格は
以下の通り。(すべて税込み)
吉野家 426円
すき家 400円
松屋 380円
今年は、かなりの物価向上が推測される。半導体を始め
住宅建材、木材、なんでも海外に依存している日本は、
為替の差とコロナ渦における、物の奪い合いで、かなりの
苦戦を強いられる。余裕なのは、中国くらいだろう。
彼らは、悠然と欲しい物を根こそぎ、買い上げてしまう。
このまま、日本の一人負けが続くのだろうか?
すき家の話に戻るが、唯一の救いは、すき家パスの存在。
250円を支払って購入すれば、いつでも、牛丼を70円引きで
食べることは出来る。円安が、まだ続くようであれば、
メニューの改編もあるかもしれない。日本にとっては、
物価高と増税に苦しむであろう、2022年の開幕である。