7550 – (株)ゼンショーホールディングス

ステルス値上げの横行。企業の努力とは言えない行為。

お値段据え置きで、量や数を減らし、嵩上げしたり。

日本は、いよいよ、スタグフレーションがはっきりしてきた。

住宅ローン控除の改悪にも、驚いた人が多いだろう。

ここにきて、岸田政権は増税を明確に打ち出している。

物価や税金は上がり、給与がどんどん減っていく。

日本は、中間層を削り取ってしまったため、また、

安易に、諸外国への海外展開により、技術を提供したことが

仇となって、自分の首を自分で絞める結果となっている。

だが、これは世代間では違う。団塊やその上の世代が

構築した財産、知財などを切り売りして、現世代は逃げ切り、

後は知らないから、ヨロシク!!と言っているようなものだ。

日米金利差も顕著となり、先進国とは言えなくなってきた

日本の通貨の弱さが、非常に目立ったのが、2021年だった。

この1年間で、15円も円安になってしまった。記憶ははっきり

しないが、こんな酷い年があっただろうか?デフレの象徴と

してきた、牛肉の輸入に影響が出始め、牛丼各社も、値上げ

してきた。最後の最後まで、値上げしなかったすき家であるが

ついに値上げを発表。牛丼並盛を基準とした各社の価格は

以下の通り。(すべて税込み)

吉野家 426円

すき家 400円

松屋  380円

今年は、かなりの物価向上が推測される。半導体を始め

住宅建材、木材、なんでも海外に依存している日本は、

為替の差とコロナ渦における、物の奪い合いで、かなりの

苦戦を強いられる。余裕なのは、中国くらいだろう。

彼らは、悠然と欲しい物を根こそぎ、買い上げてしまう。

このまま、日本の一人負けが続くのだろうか?

すき家の話に戻るが、唯一の救いは、すき家パスの存在。

250円を支払って購入すれば、いつでも、牛丼を70円引きで

食べることは出来る。円安が、まだ続くようであれば、

メニューの改編もあるかもしれない。日本にとっては、

物価高と増税に苦しむであろう、2022年の開幕である。